ローマンキャピタル体作品


 

2019年3月のお勧めレッスンはローマンキャピタル体です。

 

スモールローマンレター体(ヒューマニスト体)の大文字としてレッスンされた方が対象になります。

ローマンキャピタル体は当教室で行うレッスンの中でも、最も難しい書体かと思います。

 

古代ローマの碑文文字として紀元前後に現れます。
当時は石に先が平らな筆で文字を書き、ノミで文字を石に刻み込んで作られました。特にローマ市街アッピア街道にあるトラヤヌス帝碑文は大変美しい文字で、今でも文字デザインのお手本にされています。

 

さて、当教室ではローマンキャピタル体は小田原真喜子先生のテキスト使ってレッスンをしております。

先生の文字をお手本に、ブロードペンで書いてみましょう。

小田原先生のテキストではスピードボールペンを使い、Xハイト(文字の高さ)もペン幅の7倍と、比較的簡単に書けるように工夫してくださっています。それでもOの文字や、スペーシングは難しいんです。

 

初歩のステップとしてこの美しい文字に触れてみましょう。