カリグラフィーのある生活を楽しむコースで、資格取得もできます。
数々の伝統の書体からモダン表現まで幅広く学びます。
初心者の方から経験者の方まで丁寧にレッスンしますので、お気軽にどうぞ。
⚫︎レッスンの流れ
(必要なら前回の手直しと実技)→その日のレッスンの説明と実技→手直しとアドバイス
お一人様のレッスン時間は2時間ほどです。
当講座の目的は生活にカリグラフィーを生かすことですが、自分でも見たくなってしまうような美しい文字で書かれた作品作りを目指します。
伝統の書体からモダンな文字表現方法までを学ぶためのテキストが準備されています。
※このページ下に当教室でレッスンする一番古いカリグラフィーの書体からご案内していますので、ご覧になってみてください。
・文字を生かす伝統的なイルミネーション(彩色技法)
ギルディング、フィリグリー、ケルティックノッツなど
・モダンなイルミネーション
専用ぺンや平筆で描く花、線描き+水彩絵の具を使ったオリジナル花模様、絵の具パステルなど様々な道具を使った文字を生かすテクニック
・ハンドエンボッシング
他
最低限、明度、彩度、色相についての理論は理解していただきますが、実際に絵の具、インクなどを使っての実技中心のレッスンとなります。
デザインに関しては当教室ではあまり作りこみすぎた人工的なものはしておりません。文字にあったレイアウト、手書き文字の美しさが生きる余白の取り方などを勉強しております。
1〜3項に上記したレッスンはもちろん生活を彩る作品を作るためのものです。どのような作品が作れるのかご案内いたします。
・季節のカード作り
四季折々に書く季節のカードを現在練習中の書体でレッスンいたします。
カラーインクや絵の具の使い方もレッスンいたします。
・ウェルカムボード
ご家庭の玄関、ウェディング会場、お店などにウェルカムメッセージでお客様をお出迎えすることができます。
・ウェディングアイテム
インビテーションカード、席札、ネームカード、ウェルカムフレーム、メニュー、など、ウェディングを彩る小物のレッスンもお受けいたします。
・カレンダー
・ロゴデザイン
名刺、ウェデイングのペーパーアイテムに。
・封筒デザイン
カッパープレート体やイタリック体の小さな文字を勉強したら、封筒をオシャレにデザインする方法など実践してみましょう。もちろんワックスシールをあしらうこともレッスンできます。
・トレンドレッスン
アクリル、磁気、リボン、ガラス瓶など色々な素材に文字を書くのも楽しいものです。
・お好きな詩や言葉を書き額装した作品
いずれも美しい文字が書けてこそ作品も光るものです。まずは、お好きな書体からレッスンを始められることをお勧めします。
当教室で勉強していただける代表的な書体や彩色文字などをを歴史の古いものからご紹介いたします。
多くの生徒様はイタリック体またはカッパープレート体から始められますが、ご希望に合わせてレッスンを始めていただけます。
画像は著作権などがありますので、「生活を彩るカリグラフィー」作品や、お教室でお渡しする当教室オリジナルテキストの一部でご紹介いたします。
むしろみじかに感じていただけるのではないでしょうか。
メインテキストは主に小田原真喜子先生が書かれたものを使用させていただいております。
ローマンキャピタル体
2、000年以上前の古代ローマ碑文文字です。
当時は石に先が平らな筆で文字を書きノミで彫り、バーントシェンナ(赤茶色の塗具)で彩色しました。
ラスティック体
2,000年以上前の古代ローマの書物体です。碑文文字としても残っているものもあります。
ラテンアンシャル体
キリスト教が東ローマ帝国で公認されると同時期に4~8Cくらいにラテン地方で書かれた書体です。
ここでは冒頭の文字(ヴァーサル体)に金箔を施してありますが、このように金箔で彩色された文字が多く見られるのはカロリン朝の写本からになります。
アーティフィシャルアンシャル体
6~7Cごろから見られる後期のアンシャル体で、技巧的で洗練された形です。
ローマンハーフアンシャル体
アンシャル体と同時期の4~8Cに書かれました。小文字のもとになった書体で、カロリンミナスキュールへと発展します。
カロリンミナスキュール体
9~10Cにフランク王国で作られました。ローマンハーフアンシャル体がもとになっています。
ヴァーサル体
複数のストロークで文字を描き、金箔や絵の具で彩色されました。
ローマンキャピタル体、アンシャル体、ロンバルディック体などを基に描かれています。
2、3番目の作品は当教室のテキスト数点を作って下さっている吉田多恵子先生の作品の一部を抜粋させていただいたものです。
4番目の作品はロンバルディック体ヴァーサルをモダンにアレンジしたものです。
ゴシック体
中世に書かれた書体で、地域、時代によって様々な様式があります。同じ地域でも教会ごとに伝統的な書体がありました。
フラクトゥア体
中世も半ば以降になりますと、格の高い正書体と日常の手書き文字の中間に位置する書体が見られるようになります。イギリスではバスタード、フランスではバタルドゥ、ドイツではフラクトゥアが発達しました。
スモールローマンレター
古代ローマ文字をお手本に、ルネッサンス初期に書かれた文字です。この時代のイルミネーションには白い蔓模様(ホワイトヴァイン)を良く用いられました。大文字はローマンキャピタル体を使います。
イタリック体
15世紀にイタリアでヒューマニスト体から発展し、書かれるようになりました。
カッパープレート体
17世紀末から18世紀にイギリスで発展した書体です。
筆記体の大元になった文字でもあります
ゴシサイズドイタリック体
20世紀初頭にエドワード・ジョンストンが考案した書体です。ジョンストンズイタリックとも呼ばれています。
ゴシック体様式美のあるイタリック体です。
ポインテッドペンヴァリエーション
Mike Kesceg氏による書体をアレンジしたテキストでイタリック体・アンシャル体・ブラックレターの三書体を学べます。
カッパープレート体モダンスタイル
一般的にはモダンカリグラフィーと呼ばれています。具体的にはカッパープレート体をモダンに崩したスタイルを指します。
ナチュラル、エレガント、キュート、ロマンティックetc様々な表現が可能です。
しかし書き手の個性が出るのがカリグラフィー。このスタイルに限らず現代カリグラフィーの大きな魅力だと思います。
オリジナルテキストを用います。
カッパープレート体フローリッシュ
華やかなラインで文字を装飾するレッスンコースです。
カッパープレート体を履修された方が対象になります。
オリジナルテキストを用います。当教室では下書きをせずに手なりに描く方法をとっています。その方が自然なラインが出るのです。もちろん鉛筆で下書きをしても構いません。その違いをご自身で感じてみてはいかがでしょう。
書き方は呼吸のリズムで上腕部を使い大きくゆったりとした楕円形のストロークが基本になります。