ローマンキャピタル体






古代ローマ碑文文字


 

お教室で扱っている書体を歴史の古い順に、作品とあわせてご紹介して行こうと思います。

奥深いことですので、歴史については簡単な内容にします。

 


当カリグラフィー教室で扱っている最古の文字は、2000年前にさかのぼります。
古代ローマの碑文に使われていた文字で、『ローマンキャピタル体』と呼んでいます。

この文字は有名ブランドのロゴマークにも良く使われていて、ご覧のように手書きでも現代的な作品やカードにとても合います。



 

画像左にある茶色の書籍は、ローマ碑文の中でも、もっとも美しいと言われている文字について書かれたものです。ご興味のおありの方にはお勧めの書籍です。
※木村雅彦著「Vignette01-トラヤヌス帝の碑文がかたる」朗文堂

  

トラヤヌス帝の碑文は今でもローマの市外地にあります。 

※「トラヤヌス帝碑文」でインターネット検索してみてください。いくつか美しい画像がみられます。

 


ローマンキャピタル体は気品がありながら、おおらかで、しかも威厳のある美しい文字ですね。

 

 

2014.8.27